■ 中島込遺跡碑 ( 高柳中学校体育館横 )
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◇ 撮影:2017年11月12日 ◇ 場所:柏市高南台1丁目1−1
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( 中島込遺跡碑の説明文 ) 私たちが今立っているこの地は、大津川からの支谷を望む舌状台地上にあり、豊かな自然環境の中で人々は古くから営みを続けてきました。 発掘調査によって、縄文時代と平安時代の集落が確認され、土器や石皿、魚をとる網のおもり等が発見されています。人々は川で魚を捕り、森に入り木の実を集め、また狩をして生活をしていました。後には米作りも行われるなど大変住みやすい所でした。 付近には昭和初期、武蔵野カントリークラブ・六実ゴルフ場と藤ヶ谷ゴルフ場がつくられ、関東屈指の名門ゴルフ場として、人々に親しまれました。しかし、藤ヶ谷ゴルフ場は、太平洋戦争末期に、旧日本軍に接収され飛行機場となりました。そして、昭和二十年一月から七月にかけて、この一体にアメリカ軍のB29型爆撃機が飛来し、爆撃があり、グラマンF型やP51型などの艦載機による機銃掃射もありました。 また近くの公園には、近代日本の測量の基準となった二等級三角点も明治期に設置されています。 この碑は、高柳字中島込から高南台へと変貌したこの地域の、長い歴史を後世に伝えるため建立したものです。 [ 平成五年五月 ] 文/坂巻良平 石匠/山久石材造園 石材/中華人民共和国福建省 花崗岩 |
▲ 記念碑の場所 高柳中学校北側の裏門付近の茂みの中に記念碑があります。 |
▲ 記念碑 上記の説明文が掘られています。 |
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