山の正体! そのキーワードは…  
 
ズバリ、“ 浦安富士 ” です。
 
【ロクスケ隊員】
「え?! 浦安富士?! それって、なに?」
【六郎隊長】
「う~ん‥ 僕も聞いたことがないな~‥」
【地元民Cさん】
「まぁまぁ、つまり、こういうことだよ」

 
 
 
≪ まずは、“浦安富士”についての説明 ≫  

■ 浦安富士とは、浦安市にある中央公園のいわゆる呼称。
昭和40年代、この地が第1期埋立て事業が進められているとき、約45万4,500平方メートルの地区公園を整備し、これがのちの中央公園です。
 
■ 昭和45年、その公園の中央には高さ14メートルの築山を造られました。
当時はまだ、築山の頂上からは海が一望でき、西には羽田空港に着陸する飛行機、北には堀江・猫実地区、開通したばかりの東西線浦安駅が見えました。
やがて公園には、野球場やテニスコートなどが整備され、築山には木々が鬱蒼と茂り、桜の季節には“浦安富士”として親しまれるようになったのです。

 
 

● 浦安富士の場所

浦安市の中央に位置している“浦安富士”ですが、ここも元は埋立て地だったということです。
ロクスケ
浦安富士の場所
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● 下からの浦安富士

そもそも浦安市には山は存在せず、この“浦安富士”が人工の築山として憩いの場になっているそうです。※東京ディズニーランドにも、もうひとつの築山“プロメテウス火山”という有名な築山があります。
下からの浦安富士
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● 頂上からの桜

桜の季節には、花見客で賑わうようです。※左に見える長い滑り台も有名です。
頂上からの桜
.

 
≪ そして、謎のピラミッドとの関連は? ≫  
 
 
【ロクスケ隊員】
「あの~、浦安富士についてはわかったんですが、じゃあ、このピラミッドとはどういう関係があるんですか?」
 
【地元民Cさん】
「関係おお有りだよ。実は埋立て事業で浦安富士を造った業者が、あんたらがピラミッドと言ってるこの山の持ち主なだよ」
 
【六郎隊長】
「ええ?! ホントですか?‥ ということは、その浦安富士と同じように埋立て事業ということですか?」
 
【地元民Cさん】
「いやいや、埋立て事業というより、残土処理と言った方が正しいだろう」
 
【六郎隊長】
「なるほど‥ つまり他の場所で整地とかをしたあとの残土とか、産業廃棄物なんかが、 ここに埋められているってことですね?」
 
【地元民Cさん】
「ま、そんなとこだろう。たしか埋め始めたのは、10数年前のことだったかな‥」
 
【ロクスケ隊員】
「じゃあ、このピラミッドはゴミの山ってことですか?」
 
【地元民Cさん】
「そこまで言えるかどうか知らないが、埋立て業者が安全の範囲でギリギリまで残土を積み上げたのが、この山ってことだよ。 今じゃ、こんなふうに草が生い茂って、ほんとに古墳のように見えるけどね。はははは」
 
【ロクスケ隊員】
「へぇ~、そうだったのか‥‥、けっきょく、この山はピラミッドでも古墳でもなかったのか‥」
 
【六郎隊長】
「おじさん、どうもありがとうございました。おかげでスッキリと解決できました。ほんと助かりました」
 
【地元民Cさん】
「そうか、そりゃあよかった。じゃあね、探検隊さん!」

 
 
 
 
≪ 謎のピラミッドの正体は! ≫  
 
ピラミッドの正体はなんと、
 
ただの
“ 残土の山 ” だった!

■ われわれ“66探検隊”は、地元民のおじさんのおかげで無事、調査を終了した。
そしてまた、新たなる探検に向けての準備をするのである。

 
おしまい

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